スーパーフード「チアシード」とは何?食べ方や注意点
一度は聞いたことがあるくらい有名なチアシード、美容に詳しい方は食べたことがある方も多いのでは?
チアシードってなんでしょう?その正体、ご存知ですか?
ダイエットの味方の「スーパーフード」として注目され
よりおいしく、よりからだによくチアシードを食べられるように、ご紹介します!
Table of Contents
1.チアシードについて
「スーパーフード」として注目されている「チアシード」ですが、シソ科サルビア属の一年草であるチアの種子で、メキシコ中西部からグアテマラ北部が原産です。
透明なゼリー状の「グルコマンナン」をまとった粒のチアシード。水を含むと何倍にも膨らむとても特徴的な性質があり、満足感を得やすいのでダイエットの味方として有名です。味に癖がないで食事に取り入れやすく、消化もしやすいなどメリットが多くあります。
2.どんな栄養が豊富なの?
1.オメガ3系脂肪酸(αリノレン酸)
脂肪酸がおよそ30%も含まれています。そのうちおよそ60%は「オメガ3系の脂肪酸」です。
チアシードの「オメガ3系脂肪酸」は、スーパーフードのフラックスシードやクルミ、エゴマや鯖よりも多く含まれ、サーモンのおよそ8倍ともいわれます。
「オメガ3系脂肪酸」は、血流改善や細胞の機能を高める効果があり、癌や生活習慣病予防になるとされています。その他、アレルギーなどの炎症を抑えたり、代謝を促す効果や幼児の神経や脳の発達にも重要な役割を果たします。美肌効果も期待できます。
2.タンパク質
チアシードのおよそ20%はタンパク質です。チアシードのタンパク質は必須アミノ酸を8種類も含んでいるので、植物性タンパク質としては珍しいものとされます。
3.食物繊維
水を含むと何倍にも膨らむ「グルコマンナン」がチアシードの大きな特徴です。
グルコマンナンは食物繊維で、チアシードのおよそ40%といわれています。
そのうち、およそ95%におよぶ「不溶性食物繊維」は、胃や腸で膨らむことで腸の蠕動運動を促進します。そのため便秘解消にとても役立ちます。
4.その他の栄養素
- カルシウム(牛乳のおよそ6倍)
- 鉄分(ほうれん草のおよそ3倍)
- マグネシウム(ブロッコリーのおよそ10倍以上)
- カリウム(バナナのおよそ2倍)
- ビタミンB群
- 葉酸
- ナイアシン
- 亜鉛
- マンガン
- 銅
・・・などの重要な栄養素が含まれます。
5.効果
- 血流改善
- アレルギーなどの炎症の抑制
- 細胞、肌の機能向上
- 便秘解消
- 美肌効果
- ダイエット効果
- 生活習慣病や癌予防
- 代謝の促進
- 幼児の神経や脳の発達を助ける
・・・など
3.食べ方。加熱は避けて!
おすすめは、スムージーやドリンクに足す食べ方です。独特の食感を味わえます。
その他、コールドプレスジュースに入れたり、チアプディング(ナッツミルクにチアシードを浸す)もおいしいです。
ただし、注意点があります。
酸化しやすく、熱に非常に弱い「オメガ3系脂肪酸」を多く含むので加熱は避けましょう。
(現在日本での非加熱のチアシードの流通は法律で認められていないので、生ではありませんが)
それから、1日の摂取量は、10g以下にしましょう。カロリーが高いため、過剰摂取は良くありません。栄養も、取れば取るだけ良いというものではないため、気をつけましょう。
4.【まとめ】チアシードは生活習慣病や美容の味方!
世界的に注目されている理由がわかるほど栄養が豊富なチアシード。
生活習慣が気になる方、便秘が気になる方、ダイエットを始めたい方に特におすすめです。
みなさん、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?