ハチミツはスーパーフード!?ロイヤルゼリー、ビーポーレンについて。
ハチミツってからだにいいって聞くよね?
のどにいいって聞く!
のど飴とかもあるよね!
そうだね!
他にも蜂の関係してるスーパーフードはたくさんあるから紹介するね!
蜂に関連する食品というと、最も有名なのはハチミツだと思います。
栄養価の高さは有名ですが、「天然の完璧なサプリメント」と呼ばれスーパーフードとされています。そのハチミツを含めた蜂関連の製品は、種類がたくさんあります。
最近スーパーフードとしての蜂関連食品として、特に注目されているのが、ローハニー(Raw Honey)、ビーポーレン、ローヤルゼリー、プロポリスです。
これらについてご紹介していきます!
Table of Contents
1.鉢関連のスーパーフードについて
1.蜂製品の歴史
歴史が古く数々の伝説が残るスーパーフードが数多くありますが、とくにカカオと蜂関連食品は、逸話が最も多いです。
歴史は非常に古く、当時の生活が描かれたスペイン北部の洞窟壁画においても、ハチミツを採っている様子が描かれています。
現在の養蜂技術は古代エジプトからのものと言われており、蜂は宝石や寺院の壁画、ロゼッタストーンにも彫り込まれています。エジプトの人々にとって蜂は重要な存在であり、神への捧げ物としてもハチミツやビーポーレンを用いていたと言われています。
紀元前140年〜紀元後300年までのギリシャやローマでも広く利用されており、ホメロスの叙事詩の「オデッセイ」や「イリアス」でもハチミツやポレン(花粉)が取り上げられています。科学者のピタゴラスもハチミツを毎日食べていたとか?
2.蜂と鉢関連食品について
蜂製品にとても重要な「蜂」について考えていきましょう。
ハチミツなどを集める蜂は、日本でミツバチと呼ばれていますが、実際に蜜を集めるために飛び回る働き蜂は全てメスであり、一匹の働き蜂が一生かけて集めるハチミツの量はわずか大さじ半分と言われています。
そのため、瓶一杯のハチミツ(約450g)を集めるのに、200万個もの花の元に飛び立ち、一つの巣箱の蜂がおおよそ8.8万kmもの距離を飛んで集めたものだそうです。
一つの蜂の巣箱には、最大8万匹もの蜂が共に暮らしていますが、そのなかで女王蜂はたった一匹、そしてオスの蜂が数百匹存在し、残りはメスの働き蜂となります。
蜂の寿命は3〜6週間と短く、蜂は非常に正確な生物であり、一度に一種類の花からしか蜜を採取することしかできないそうです。
2.蜂関連のスーパーフードの種類
蜂関連のスーパーフードには、下記のものがあります。
- ローハニー(生のハチミツ)
- ビーポーレン
- プロポリス
- ローヤルゼリー・・・など
蜂関連の食品はそれも魅惑的な食べ物であり、その栄養価の高さが特徴です。
1.ローハニー/生ハチミツ(Raw Honey)
ハチミツは今や日本でも身近な食品となり、スーパーやコンビニでも手に入れられるようになりましたが、その品質はさまざまです。水飴が混ぜられたハチミツ風甘味料なども存在するなど、問題のある商品もあります。
加熱処理することでハチミツの瓶詰めは簡単になり大量生産が可能となりました。
しかし、本来のハチミツが持っている香りや味、下記に記載してるさまざまなメリットは、65℃以上の加熱により全てが失われてしまうのです。
そのため、加熱処理が行われていないもの、ノンフィルターで処理されたものや低温のフィルタリングでろ過されたローハニー(生ハチミツ)が重要であるとされています。
スーパーフードとしてのハチミツは、天然由来のオーガニックのもので、ろ過されていない生のハチミツ、ローハニー(Raw Honey)を指します。
一般的なハチミツは加熱処理や濾過処理など加工工程を経ていますが、それらの加工がない生の状態のハチミツには、豊富なミネラル類や抗酸化物質、プロバイオティクスや酵素が豊富に含まれています。
処方薬としてのハチミツ
食品としてだけではなく、生のハチミツは古来より医薬品としても用いられてきました。
傷口を細菌から守り傷の治りを早くする外用薬として、また下痢や感染疾患の緩和に役立つ処方薬として利用されてきた歴史を持ちます。
- 下痢
- 潰瘍
- 感染
- 過敏性腸症候群
- 胃腸に関する疾患
- ガン
- 細菌が引き起こす感染症(髄膜炎・肺炎・結核など)
- 虫歯や歯周病などの口内トラブル
などに効果があるとされ、ハチミツが抗生物質のような役割を果たすこともあります。
天然の生ハチミツには高い保湿効果があることから、化粧品などにも利用されています。
栄養成分
生ハチミツは、加熱加工や殺菌処理されたハチミツとは異なり、粘土が高くドロドロしているのが特徴です。
含まれる栄養成分は150種類以上と言われています。
ビタミンB群、パントテン酸、コリンなどの約10種類のビタミン類や、カルシウム、カリウム、鉄などの約27種類ものミネラル、ブドウ糖やどの炭水化物に酵素などが含まれており、さらには蜂の腸管にしか存在しないとされている乳酸菌(アステロイデス菌やインジカム菌)が含まれており、腸内環境を整える役割も果たします。
2.殺菌効果の高いマヌカハニー
ハチミツの中でも近年とくに注目を集めているのが、ニュージーランドに自生するマヌカ(ティーツリー)の花蜜から採取されたマヌカハニーでしょう。
これはピロリ菌や大腸菌、黄色ブドウ球菌など、胃炎や胃潰瘍の原因とされる有害細菌に対する効果が高いとされている、メチルグリオキサールという抗菌成分を多く含んでいます。
3.タンパク源としてのビーポーレン
ポーレンとは花粉のことで、ビーポーレンとはミツバチが集めた花粉玉のことです。
ミツバチは蜜の採取と同時に花粉も採取しており、体内から酵素を分泌させ、この酵素を花粉にからめて玉(団子状)にし、巣へと持ち帰ります。
ビーポーレンはアルカリ性食品で、自然界の中で数少ない「完全な食品」と考えられているほど栄養価が高いものです。
ビーポーレンは抗酸化力が高く、細胞を老化させるフリーラジカルを無効化する働きや、媚薬的な効果や生殖機能改善効果、体力増進効果や、アレルギー抑制効果などがあるとされています。
栄養成分
ビーポーレンには、必須アミノ酸をはじめ、18種類のビタミン類(ビタミンA、B1、B2、C、D、E、葉酸、パントテン酸、ニコチン酸など)、炭水化物、24種類のミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、ナトリウム、ヨウ素など)、必須脂肪酸を含む14種類の脂肪酸、また色素や酵素、抗酸化物質、核酸など、150種類以上の成分がバランスよく含まれています。
ステロイドホルモン物質や人体にメリットがある植物ホルモン、レシチンなど、新たな栄養素も発見されています。
肉・魚・卵や乳製品などを摂取しない人々のタンパク源として注目を集めていますが、ビーポーレンに含まれるタンパク質は25%と、グラムあたりのタンパク質量は肉や卵よりも5~7倍とかなり優秀であり、さらにビーポーレンには酵素も豊富に含まれているため、消化にも負担がかかりません。
アレルギーにも効果があると言われており、摂取によりヒスタミンの生成が抑制されます。
花粉症の方は、花粉玉なんて…と思うかもしれませんが、実際に花粉症にも効果的であることがわかっています。
また豊富なビタミンBとタンパク質により、ストレスへの耐性が高まります。幸福感を感じるホルモンセロトニンの原料のアミノ酸のトリプトファンも含まれています。
4.ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、濃厚な乳白色のクリーム状です。
これは幼虫を育てる特別な役割をもった蜂達が体内で花粉とハチミツを合成して作り出している物質であり、その原料は生ハチミツとビーポーレンです。
ローヤルゼリーに関しては未だに解明されていないことも多くありますが、健康面でさまざまな効果があります。
- 若返り効果
- アンチエイジング効果
- 肌のハリを維持する
- 月経障害や前立腺の問題に有用で、生殖機能を高める
- 関節炎の痛みを軽減
- 抗うつ作用・・・など
栄養成分
ローヤルゼリーにも他の蜂関連の食品と同様かそれ以上の栄養成分が含まれています。
ビタミンB5をはじめとするビタミンB群、アミノ酸、カリウムやマグネシウム、亜鉛や鉄、マンガンなどのミネラルや、カフェイン並の活性化作用があることもわかっています。
また思考力の高まりに影響を及ぼすアセチルコリンの含有量が多く、アルツハイマー病の治療の助けとなるとも言われています。
ローヤルゼリーについては多くの研究が行われてきましたが、ローヤルゼリーの性質は大変に複雑であり、その成分や薬理特性などについては未だ全てを分析しきれていない状況です。
5.プロポリス
プロポリスは、植物や樹木が分泌する粘着性のある樹脂とミツバチが分泌する酵素によって創られたものです。
樹脂はもともと、木々が自分たちの傷を修復するために分泌しているものであり、それを原料として作り出されるプロポリスには、バイオフラボノイドが含まれており、これらは強力な抗生、抗菌作用を持ちます。
天然の治療薬として用いられてきたプロポリスには様々なフラボノイドが含まれており、傷の治療や、感染部分への局所的な衣装により細菌やウイルスへの対策となるとも言われています。
プロポリスはとても複雑な物質です。
プロポリスが持つ数百もの科学的特性は巣によって異なり、また蜂が住んでいる環境やプロポリスが採取された時間によっても変わります。プロポリスの合成や生成は行われておらず、すべて天然の製品となります。
栄養成分
プロポリスには、ミネラルや樹脂、ビタミンC、E、A、B群が豊富に含まれ、バイオフラボノイドやアミノ酸も多く含まれています。
バイオフラボノイドには毛細血管や血管を修復して強化し、不要な細菌を抑制、有用な細菌を助ける働きがあります。
期待できるメリット
- 栄養価が非常に高い
- バランスのよいたんぱく質の摂取源
- 疲労回復、滋養強壮
- 造血作用があり貧血解消に有用
- 免疫力向上によりアレルギーや花粉症の緩和
- ホルモンバランスを整え、生殖機能を改善
- エネルギー効率がよく脳を活性化
- ピロリ菌などの抗菌力が高く胃がんの予防
- 殺菌作用
- 保湿効果
- 若返り効果・・・など
3.使用上の注意と摂取目安
1.ハチミツ
ハチミツは、1歳未満の乳児の摂取は推奨されていません。
これは、ハチミツが稀にボツリヌス菌が含まれている場合があり、これは腸内細菌が未発達な一歳未満の乳児には、危険な毒となりうる可能性があるからです。
乳児ボツリヌス症は死の危険性もある病気ですので、小さいお子様がいらっしゃる方は十分に注意してください。
基本的に1歳をすぎて腸内の抵抗力が高まれば、ハチミツの摂取は問題ありません。
栄養価が高いとは言え、ハチミツは甘味料に分類されます。
糖質の摂取を制限されている方、ダイエット中の方などは、摂取量に気をつけましょう。
2.ビーポーレン
ビーポーレンを初めて摂取した方は、胃腸への刺激や下痢の症状が出る場合があります。
これは含有されている成分が豊富なために起こる反応です。
またまれに、腫れや呼吸がやや困難になるなどのアレルギー反応が出る場合もありますので、初めてビーポーレンを食べる方は大さじ1/4程度の少ない量からスタートしてみましょう。
摂取目安は、5歳以上の子供や成人であれば1日大さじ1杯程度を目安としてください。
体が十分に慣れてきたら、お好みで量を増やしてもかまいません。
3.ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、少量の摂取でも十分に効果が実感できるほど高い栄養価を保持しています。
毎日の摂取は大さじ1/2程度を目安としてください。
4.プロポリス
プロポリスには、抽出液や取り入れやすい飴などいろいろな製品がありますが、プロポリス製品の濃度は様々なため、製品の摂取目安量を基準にしましょう。
4.蜂関連食品の製品・選び方
1.ハチミツ
加熱処理やフィルター処理がなされていない、高品質の生ハチミツを選びます。
日本のスーパーで購入できるものには、生ハチミツの表示があるものは現状少数ですが、信頼できる養蜂家の方に製造しているハチミツの処理などを聞いたり、直接対面で話ができるファーマーズマーケットで購入することもおすすめです。
海外製品には、Organic Raw Honey(オーガニックの生ハチミツ)の表示があるものもあります。
ガラス瓶に入ったものを選ぶようにします。
2.ビーポーレン
日本で販売されているビーポーレンは、乾燥させたごま粒程度の大きさのものがほとんどです。
製品を選ぶ際には、自然な温度(38℃程度)以下で乾燥されたものを選ぶようにしましょう。
乾燥ビーポーレンは自然発酵や腐敗を防ぐ為に、水分を10%未満まで乾燥させる必要がありますが、高温乾燥されたものは、せっかくのビーポーレンの栄養素が壊れてしまっている可能性があります。
ビーポーレンには実は様々な色があります。花粉のイメージ通りの黄色や、すこし赤みがかったオレンジ、茶色や黒っぽいものまでとてもカラフルです。最も良いビーポーレンは、このようにさまざまな色があるものです。
生のビーポーレンが最もおすすめです。
生も乾燥のものも冷凍庫で長期保存が可能です。栄養価が高い状態で約10年保存することができます。冷蔵庫で保存し、頻繁に出し入れする場合には、これほど長期の保存ができないため注意しましょう。
3.ローヤルゼリー
ローヤルゼリー製品には、生ローヤルゼリーそのものの他に、錠剤やカプセル、ドリンクなど様々な製品が販売されていますが、やはりおすすめは添加物が含まれていない高品質の生ローヤルゼリーです。
開封後は製品の表示を目安に、冷蔵庫で保存しながら摂取していきます。
4.プロポリス
プロポリス製品は、免疫向上の効果を目的とした製品として販売されていることがほとんどです。
アルコールに液化されているか、アルコール抽出の後にグリセリンが添加されています。
5.利用法
生ハチミツは、甘味料として用いることができるので、取り入れやすいスーパーフードです。
スイーツやドリンクに、砂糖の代わりに使用するのがよいうでしょう。
1日1〜2回、殺菌力の特に高いマヌカハニーなどを空腹時に摂取すると潰瘍の原因となるピロリ菌に対してより高い効果が期待でき、潰瘍の改善が期待できます。
ビーポーレンは、スムージーに加えたり、トッピングしたり、デザートやサラダにプラスして使用することもできます。
水に溶けた場合、苦みを感じる場合がありますのでお子さんには使用量に注意しましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
蜂製品と一概に言っても、最近は多種にわたります。それぞれ栄養価が高いですが、商品や加工過程によって栄養が変化していることも大いにあるので、食品情報をしっかりみて使用を検討していきましょう。
また、小さいお子さんの摂取や過剰摂取は特に気を付けて、健康を維持していきましょう!